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視覚障がいのある方がご自身でメイクを楽しむための工夫(触って確かめる・置き場所を決める・声で伝える)と、はじめ方の一例が分かります。
「見えにくいから、メイクはあきらめている」「自分でできたらうれしいけれど、どうすればいいか分からない」。そんなふうに感じたことはありませんか。視覚障がいのある方でも、工夫次第でメイクを楽しんでいる方はたくさんいます。
YUMIIRO PALETTEでは、視覚障がいのある方へのメイクサポートを行っています。大切にしているのは、ご自身で楽しめることです。
見え方は、人によって違います
ひとくちに視覚障がいといっても、まったく見えない方、ぼんやり見える方、見える範囲がせまい方など、見え方は一人ひとり違います。まずは、どのように見えているか、どんなことに困っているかをご本人から伺うところから始めます。
メイクを楽しむための工夫
触って確かめる
化粧品の形や大きさ、ふたの手ざわりで区別できるものを選んだり、容器にシールや輪ゴムなどの目印をつけたりする方法があります。
置き場所を決める
「左から化粧水、乳液、下地」など、使う順番に並べて置き場所を決めておくと、迷いにくくなります。
声で伝える
サポートするときは、「今から右のほほに触れますね」など、これから何をするかを声で伝えてから触れるようにしています。色も「赤みのある、明るいピンク」など、言葉で分かりやすく説明します。
指や道具の使い方を一緒に練習する
チークは指でなじませる、眉は目の上の骨をたどってから描くなど、手ざわりを手がかりにした方法を一緒に試してみます。
はじめるなら、ここから
いきなり顔全体のメイクを目指さなくても大丈夫です。たとえば、こんな順番で少しずつ広げていく方法があります。
- 保湿:化粧水やクリームを手のひらで顔全体になじませる。触れる感覚に慣れるところから
- リップ:色つきのリップクリームなど、はみ出しても目立ちにくいものから
- チーク:ほほの一番高いところを指で確かめて、くるくるとなじませる
- 眉:慣れてきたら、眉の形を指でなぞって確かめながら
「今日はリップだけ」でも、立派なメイクです。できたことがひとつ増えるたびに、楽しみもひとつ増えていけばと思っています。
サポートで大切にしていること
- ご本人の意思を大切に:どんなメイクをしたいか、どこまで自分でしたいかは、ご本人が決めます
- ご本人のペースで:一度に全部覚えなくても大丈夫です。できることから少しずつ
- 分かりやすく、無理のない方法で:手順はシンプルに、ひとつずつお伝えします
「こうしなければいけない」というメイクはありません。ご本人が心地よく、楽しいと感じられる方法を一緒に探していきます。
ご家族や支援者の方へ
ご家族や支援者の方が一緒に聞いていただくと、ご自宅でのメイクのときにも声かけがしやすくなります。障がい者施設などでの、グループでのお化粧教室としてご相談いただくこともできます。
メイクサポートについては「サービス・施術メニュー(メイクサポート)」をご覧ください。